中国語上達への道案内

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普通はほぼ半3声しか使わないという話

声調には皆さん最初は悩まされたのではないでしょうか。

特に、3声。難しいですよね。今日は3声について書いていきたいと思います。

 

さて、したの図を見てください。

Chart (which is said to be invented by a Chinese linguist Yuen Ren Chao) illustrating the contours four tones in Standard Chinese

青い線、3rd tone というのが、3声のことです。声調記号のとおり、一度下がって、また上がっていますよね。

これこそが、教科書で学ぶ3声です。

 

では、半3声って聞いたことありますか?

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このように、「下がって上がる」の「上がる」部分が点線になってますね。

つまり、少し下がるだけで、「上がらない」3声のことです。

実は、普通、ほぼ半3声しか使いません

日常会話ではもちろん、文章を朗読するときも、教科書のCDも、そうなっているはずです。

 

実際には、3声は下の図の赤い線のように発音されています。

「下がって上がる」のではなく、「若干下がるが全体的には低い位置でとどまっている」という感じです。

これを意識して、中国語の単語を聞いてみてください。

Figure 1. F0 contours for each of the four Mandarin Chinese tones for the segmental context ma spoken in isolation by a female speaker (from Moore and Jongman, 1997).

 

たとえば、「好的」という単語がありますが、これだってよーく聞いてみたらすぐわかると思いますが、haoは少しも上がってないはずです。

 

なぜ「上げない」のかというと、上げると、2声と見分けがつきづらくなってしまうからです。下から上に上がる音は、だいたい2声と認識されてしまうはずです。

 

もしかして、ことによると、授業で半3声をあまり習わないってこともざらにあると思います。こんなに大事なことなのですが、あまり強調されていないように感じます…。

 

 

 

 

では、一番最初に声調を習うときに練習したあの、「下がってあがる」3声は、いったいなんだったのでしょうか?

わたし自身が今まで聞いたことのある例は、「ものすごーくゆーっくり発音して、強調したい単語がたまたま3声で、しかも文章や文節の最後にあったとき」です。

 

例えば。

「这照片里的美女是谁啊?」(この写真に写ってる美人はだれ?)

「是我!」(わたしよ!)

というとき。

我は3声ですね。で、「わたし」がその美人だってことを強調したいので、そこをゆっくり発音する。かつ、その3声の単語が文末に来ている。

こんなときには、半3声ではなく、「下がって上がる」3声で発音されます。

では、例えばそこに語気助詞の「啊」がついて、「是我啊!」となったらどうなるか? 3声の単語が、文末に来ていませんよね。なのでこの場合は、「半3声」になります。